雷門分院主催による「禁煙講演会」で、 馬渕院長が講演!
初夏の日差しがまぶしい6月2日(土)の午後、雷門分院のすぐ近くにある浅草公会堂3階集会室において、当院主催による「禁煙講演会」を開催しました。ちょうど、5月31日は世界禁煙デーであり、その日から一週間は世界禁煙週間で、世界中が禁煙に注目しているときでもありました。この禁煙講演会は、5月7日より当院においてスタートした禁煙外来を経て、お一人でも多くの方に禁煙の大切さを知っていただきたいとの思いから開催される運びとなりました。当日は、患者さんや地元浅草の薬局の方、近隣の住民の方など30名程の方がご参加くださいました。
講演会は、まず司会の挨拶の後、当院副院長兼在宅医療部長の長屋直樹医師より開催の挨拶がありました。その後、馬渕院長による講演が始まりました。
講演は、大きくは「なぜ禁煙(卒煙)が必要か」と、「どうしたら禁煙(卒煙)できるか」の2つについて話されました。はじめに、タバコに関するクイズを会場の皆様と楽しく取り組み、例えばタバコに入っている化学物質の種類の数などタバコについて驚きの事実を知るところから始まりました。そして、タバコ病といわれる様々な病気の実態をデータや写真などのスライドを使って話され、タバコによる害が非常に多面的であることを怖さとともに実感してゆきました。そして後半は、禁煙の方法について、一般的な治療法から、馬渕院長が取り組んでいる独自の治療方法について具体的に話されました。最後に、「どうしたら禁煙を成功してもらえるのか。そのポイントのひとつが、『禁煙に向かう自分自身の願いをつかむ』ことだと思っている」と、禁煙外来での患者さんとの出会いを通して感じられていることを力強く話され話を結ばれました。
その後の質疑応答では、時間ギリギリまで多くの方から質問があり、講演を通して禁煙についての必要性と関心が高まっていることが伺われました。
講演会を通し、禁煙の大切さを感じるとともに、禁煙とは単なる禁煙ではなく、その方の人生にとっても意義深い取り組みであるということを感じました。禁煙外来に来られる患者さんとの出会いを通して、支援者として関わらせていただく私たち医療者もともに変わり深化してゆくことの大切さを感じました。
また、今回、地元である浅草公会堂で、小さいながらもこのようにクリニック主催の講演会を開催させていただいたことは、スタッフ一同喜びでした。温かくご協力いただきました地元の皆様に心から感謝申し上げるとともに、地域に根ざした医療実践をこれからも努めてまいりたいと思います。