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文京区事業者研究会において、 長屋先生が講演をしました

[2013.11.20]

台風一過の肌寒さが残る10月16日(水)、文京向丘高齢者在宅サービスセンター ディルームにて、「これからの地域医療―在宅医療を推進するためのプロセスとサービス担当者に期待すること」というテーマで、長屋直樹副院長兼在宅医療部長が講演をしました。この会は、文京区のケアマネ、訪問看護師、ヘルパー等々、介護関係の事業者が一堂に会し、定期的に研究会を開催しています。

当日は、18:30という時間にも関わらず、仕事を終えた皆さんが、40名ほども集まりました。

現在の日本の人口の状態、そして将来、人口はどうなるのか、寿命はどうなるのか、それに伴って社会はどうなってゆくのか…そして医療がどのように変化してゆくのか、というグローバルなお話から始まり、今後、地域医療に求められるものは何なのかというお話に移ってゆきました。その後、今後増えてゆく在宅での看取りについてのお話となり、先生が体験された在宅での看取りで成功した例、うまくいかなかった例など、具体的な例をまじえながら講演が進んでゆきました。1時間半の講演は、本当に密度の濃いもので、あっという間に時間が過ぎてゆきました。

講演が終わって、質疑応答の時間となり、参加者の方々から「最期、患者さんが息を引き取って、先生が駆けつけてくださるまで、自分たちには手を握るしかできない。これでいいのでしょうか」「自分はまだ家族も含めて死を看取ったことがない。こんな弱い自分をどうしたら強くできるんでしょうか」…等々、現場での切実な質問がいくつも飛び交いました。その皆様の姿を拝見して、「患者さん、利用者さんのために、何かしら自分のできることをやってゆきたい」という熱意と、志の強さを感じました。

終了後の皆様からは、「ためになった」「率直に聞けてよかった」など、好評の感想をいただきました。今後も患者さんを共に支える側として、協働してゆきたいと思いました。

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