下方浩史先生を招いて、 第9回連続講座が開催されました!
昨年8月から始まり、5月22日で第9回目を迎えた当院の連続講座。今回は、下方浩史先生(名古屋学芸大学大学院 教授)を招いて、「老いてこそ夢を語れ!」というテーマで開催されました。
下方先生は、日本発の老化のデータベースとして有名なNILS-LSA(老化に関する長期縦断疫学研究)をずっと主導してこられた方です。また、「ぎんさん」の4人の娘さんたちや、80歳にしてエベレスト登頂に挑んだ三浦雄一郎氏の若さの秘密を探るなど、「老化」に関する研究を専門にされ、著作も多数で「NHKクローズアップ現代」などテレビに何度も出演されている方です。
当日は、100名に届く方がご参加くださり、会場は大変な熱気がありました。参加者の皆様は、膨大な長寿に関するデータを下敷きとしながらも、大変分かりやすく、下方先生が時に笑いを交えながら語られた「老いてこそ夢に挑むチャンス!」「老いてこそ、時間も人生の知恵もあり、失敗を恐れずに夢に挑戦できる。叶う夢も多い」「どんな夢でもいい、夢を語り、夢を目指して生きよう」との熱い言葉に、深く頷き、これからの人生に希望を感じられたようでした。
講演を受けた80代の方は、「希望を持つ大切さを思い出した。高齢を生きる不安が少しなくなった」と語られたり、訪問看護ステーション等で高齢者に関わるお仕事をされている方は、「生きがいや夢について考える必要性を感じた。(利用者の皆さまに)夢を語ってもらえるような仕事がしたい」と語られ、仕事のヒントをいただかれたようでした。
今後も、地域の皆様が「100歳まで元気!」で過ごしていただけるお手伝いができますように、努めてまいりたいと思います。