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「第15回トータルライフ医療学術集会」で、 穴水副院長、江川看護師が演題発表しました!

[2006.12.13]

平成18年11月23日(木・祝)、東京医科歯科大学5号館講堂で、第15回トータルライフ医療学術集会が開催され、当院から穴水副院長(当日は事情により長屋先生が代理で発表)と江川看護師が演題発表しました。


テーマは、「21世紀医療への挑戦―人間を魂と見る医療を実践する」で、一般演題18題と教育講演があり、医師、看護師だけでなく、理学療法士、治療師と様々な職種の個性豊かな発表がありました。どの演題もTL人間学に基づいた医療実践によって患者さんが癒された内容や、困難と思われた事態に道がついた興味深い内容で、参加された140名もの医療従事者の方々からは質問が活発にされ、活気あふれる場でした。

穴水副院長は、「糖尿病と受発色の回路との相関関係についての予備調査」というテーマで発表しました。病気のより本来的な治療の可能性が開かれることを願って、心と身体のつながり(心身相関)の観点から、糖尿病と受発色の回路(※1)との関係について調査・検討を試み、仮説を報告しました。新しい試みに期待を感じました。


また、江川看護師は、「看護師によるTL人間学の対話のステップに基づいたインテイク面接の試み」とのテーマで発表しました。初診患者さんのインテイク面接を看護師が行うことにより、患者さんの不安が軽減し、また医師の診療の一助となって医師と響働し、癒しの医療を実践するとの内容に、縁として関わる看護のはたらきの大切さと喜びが伝わってきました。


参加者のなかには海外の方や医学生もおられ、数年前には見られなかった光景にトータルライフ医療の広がりを感じました。あらためてTL人間学に基づいた医療・看護の実践に誇りを感じるとともに、患者さんの心身の痛みに真にお応えできるよう、また一人でも多くの医療者の方にこの医療を伝えてゆけるよう、日々の現場での医療実践に励んでゆきたいと心新たにしました。

※1 TL人間学においては心のはたらきである受信(=「受」)と発信(=「発」)、それが生み出す現実(=「色」)との関係を「受発色」の回路として捉えています。

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