馬渕院長、 「第11回浅草医学会」で発表!
平成20年10月22日(水)、浅草ビューホテル4階・飛翔の間において、「第11回浅草医学会」(浅草医師会主催)が開催されました。当日は、台東区内の病院や診療所の医師の方々より、8題の発表がありました。在宅医療やメンタルクリニック、地域医療と国際協力など、多岐にわたるテーマで、どれも現場での果敢で先駆的な取り組みが大変印象的でした。会場は、勤務終了後の時間にもかかわらず、始まりから100名を超える参加者でいっぱいとなり、熱気あふれる場でした。
そのようななか、雷門分院の馬渕茂樹院長が、「臨床現場で、“手軽に”実践可能なアンチエイジング」というテーマで発表しました。
馬渕院長は、冒頭、日本の不健康期間(寝たきり期間)が、世界のなかでも長いことをあげ、一人ひとりの豊かな老後のためにアンチエイジング(抗加齢)医学が必要なことを話しました。そして、アンチエイジングを具体的に診療のなかでどのように行うのか、アンチエイジング健診や抗加齢療法について説明し、当院で実施している「さびつき健診」について、スライドを交えながら紹介しました。「さびつき健診」とは、体内の酸化ストレスと抗酸化力を評価するもので、FRAS4(フラスフォー)という装置を使います(FRAS4については、本郷内科ニュース2008年6月30日更新をご覧下さい)。
この「さびつき健診」の結果を基に、抗加齢療法(食事、・運動療法、サプリメントなど)を実施することによって、酸化ストレスの改善がみられた事例を数例紹介しました。
アンチエイジングといえば「美容」というイメージが強いところもありますが、健康な長寿に向かう医学であり、これから開かれてゆく新しい予防医学であることが実感されました。
浅草医学会は、地域の先生方が一同に会して親睦を深めることも大切にされており、毎年演題発表後は親睦会の場がもたれます。馬渕院長はじめ他のスタッフも、参加された先生方と意見交換したりと、親睦を深めていました。
台東区内の先生方との新しいつながりもでき、今後は連携もよりはかりながら、浅草の地域に根ざした医療をともに発展してゆければと新しい可能性を感じる充実した医学会でした。