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女性のための抗加齢医学研究会にて、長屋先生が講演

[2004.12.04]

11月23日(火)、東京都港区にある新田町ビルのホールにおいて、女性のための抗加齢医学研究会主催の第3回セミナーが開催され、当院在宅医療部長の長屋先生が講演しました。


セミナーのテーマは「生きがいのある人生のサポート」で、高齢化社会のなかで豊かな生活を送るための健康づくりと生きがい、自立的生活をともに考えてゆくセミナーです。医療関係者や介護に携わる一般の方など約100名近くの方が参加され、そのうちの9割が女性の参加者でした。

セミナーでは、厚生労働省の取り組み、村民の積極的な健康作りで成果をあげている村長からの報告、身体機能の科学的な側面からの話など様々なフィールドで活躍されている方からの講演があり、そのなかで長屋先生は、「魂・人生・生活をトータルに受けとめ、癒すトータルライフ在宅医療を実践する」という演題で講演されました。

トータルライフ在宅医療では、心身両面のケアに止まらず、患者さんがどのように老いや病を受けとめ人生のテーマに向かい合ってゆくかに取り組み、日々の生活指導やリハビリ指導とともに傾聴や受容することを大切にされています。患者さんが人生のテーマに挑戦されてゆくことを最後のゴールに、4つのステップを設定しています。1.苦痛の緩和と不安の除去による安心の形成、2.感謝への目覚め、3.試練の受容、4.人生のテーマへの挑戦です。


その実践のなかで、アイデンティティの喪失体験からアルツハイマー型老年痴呆へと進行された女性が、ディサービスで出会う同じお年寄りの人生の痛みに耳を傾けるなかで、「この人たちの話を聞くことが私の仕事なんだ」と人生のテーマにつながる発見をされ痴呆の改善がみられた事例や、またパーキンソン病の女性が、病気とご主人の失意のなかでの死という悲しい出来事のつながりに気付き、試練の受容が起こり症状が改善した事例などが紹介されました。参加者の方はうなづきながら聞き入っておられ、共感と関心の高さが伺われました。


その後のパネルディスカッションのなかでは、長屋先生の実践に某大学名誉教授より、「心のふれあいは大事。先生が実践されている、医師が積極的に魂に触れる、関わることには大賛成。頑張ってほしい」との力強いエールもかけられました。

いつか誰もが平等に老いや死の苦しみに直面せざるを得ませんが、長屋先生が取り組んでおられる在宅医療の実践の報告に新しい風が吹き、参加者に希望を感じていただくような場となりました。

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