馬渕院長が翻訳に参加したEBMの本が 発刊されました
EBM(エビデンス・ベイスト・メディスン)は、日本語にそのまま翻訳すれば「根拠に基づく医療」となります。普通、患者さんの治療を行う際、医師が教科書などから入手した医学情報を基に診断と治療を進めて行きます。しかし、医学は日進月歩で進化しているため、その教科書の情報が最新のものとは限りません。EBMは、より質の高い医療を実践したいという願いから、世界中の臨床現場において、治療効果があった方法をエビデンス(証拠)として集め、その最新の医療情報群を根拠に治療を行おうという考え方です。
ここ数年、日本においてもこの考え方が広がっています。しかし、忙しい診療の現場で、インターネットで文献検索したり、その情報を吟味したりするには時間的な制約があり、現実の医療に定着するには壁があると言われます。
今回、馬渕院長が翻訳に参加した「EBMオンコール 急性疾患」(中山書店発行/クリストファー・M・ボール、ロバート・S・フィリップス編著/名郷直樹、亀井三博監訳/9,200円(税込))はエビデンスのエッセンスのみを明快に提示した「すべての臨床医のためのEBMの本」とのことです。お求めになりたい方はお近くの書店でどうぞ。